聖書は息の長い本です。聖書は「神のことば」として、時代を超え、古くから生き続けてきました。聖書が書き始められたのは、今から三千五百年ほど前のことです。そして、もしそれが「神のことば」であるならば、ただ古いだけでなく、今もなお人を導き続ける本でなければならないでしょう。
世界には、もっと古い文書がないわけではありませんが、それは「博物館の書物」であり、現代に何の力もありません。
聖書は、今この場で生きている書物です。日曜日には、世界中の教会や集会に何億もの人々が集まり、聖書から、励ましや教えを受けています。平日にも、多くの場所で聖書が語られ、多くの人々が家庭でもこの本を読んでいます。
そういうわけで聖書の需要は途切れることがありません。十年ほど前の統計ですが、年間五億三千万冊が発行されました。聖書は、印刷術が発明されて以来、何百年もの間、ベストセラーの書物であり、またこれからも、その地位を保ち続けていくことでしょう。
「あなたのみことば(聖書)は、私の上あごに、なんと甘いことでしょう。蜜よりも私の口に甘いのです。」聖書・詩篇119:103