Friday, June 8, 2012

「日本の山岳の父」


ウォルター・ウェストンが1888年に来日してから1世紀を経た今も、上高地にある彼の肖像が物語っているように、日本人に忘られていません。宣教師としてよりも、むしろ、日本の山々の美しさを愛して後世に伝えた「日本の山岳の父」としての記憶にとどめられています。彼は登山やトレッキングを普及させ、多くの雄岳に名をつけました。日本列島の背骨と呼ぶにふさわしい雄大な山脈を、「日本アルプス」として世界に伝えたのもまた彼だったのです。彼は、1888年から1915年の間に、15年間、横浜の聖アンデレ教会の司祭(牧師)を努め、後の1937年に、昭和天皇から瑞宝章(勲章)を頂きました。


ウェストンは、「クリスチャンとしての自然観」を日本人に伝えました。山々をおそれたり、あがめたりするのではなく、神の創造のわざであるからこそ大切にし、保護しなければならないということを。そして愛し、喜ぶべきであることを。。。。

「天は神の栄光を騙り告げ、大空は御手のわざを告げ知らせる。」聖書・詩編19:1

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