Monday, December 14, 2015

ヨハネ3:16



「神は、実にその一人子をお与えになったほどに、世を愛された。それは、御子を信じる者が、一人として滅びることなく、永遠の命を持つためである。」聖書・ヨハネ3:16

上の聖句は、聖書で最も有名な聖句です。私は、数年ほど前、ミシガンにいる父とともに、老人ホームで奉仕し、二人とも聖書の話をしました。私は、上の聖句から20人以上の老人にこのように語りました。

私は、小さいときから、聖書のヨハネ3:16をいやいやながら暗記させられました。でも、8歳の頃、私の叔母が、分かりやすく、その意味を説明し、私は信じました。

そのずっと前、父は、第2次世界対戦、フィリピンで戦いました。クリスチャンでありながらも、日本人を嫌っていました。が、戦争後、父は「神は。。。世を愛された」ことを新たに理解し、神は、元敵の日本人をも愛されることを覚えました。そして、50年近く、長野県の松本で実践的に日本人を愛し、キリストの十字架の愛を語り続けました。

この『愛』とは何でしょうか?

先ず、人間の愛ではなく、神の愛です。「神は。。。」とあります。人間の愛は、あまりにも弱いです。神は、創り主ですから、その愛は超越した、力強い、真実な愛です。

また、その愛は、「一人子をお与えになったほど」の愛です。これがクリスマスです。神が人<イエス・キリスト>となって、この世に生まれ、私たちの間で住み、奇跡を行い、素晴らしい言葉を語りました。「神を愛し、隣人を愛すように」と。

でも、誰が100%神を愛し、隣人を愛しているでしょうか?神と人を愛さない罪人(つみびと)の私たちの代わりとなって、イエス・キリストは、十字架上で、その罪を負い、裁かれました。ここに、神の犠牲的な愛があるのです。

私たちの返事は、「御子を信じ」仰ぐことです。それだけです。自分中心に進んで来た人生とその心を悔い改めて、イエス・キリストに心を向けるのです。それによって、本当の「永遠の命」をいただくのです。『死んでも死なない命』だけではなく、今も、神に特別に愛され、子供とされる生命です。

90才になった父は、そろそろ天国に行きますが、50年近く、イエス・キリストを松本平で語りました。その中の一人の『トラックの運ちゃん』の畑野さんが、父を通して、イエス・キリストを信じました。畑野さんは、父がフリピンで日本軍と戦っていた時に、敵として同じフィリピンで羽田野さんが戦っていました。しかし、不思議なことに、数十年後、畑野さんと父は、同じ教会でイエス・キリストの『十字架のもと』で心を一つにし、神を崇めるようになったのです。キリストの十字架の愛に、人を創りかえる力があり、真の愛があるのです。

これがクリスマスの本当の意味なのです。

今年も良いクリスマスを。。。

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