1837年、ウェストミンスターアビーという教会で、イギリスの王となったヴィクトリア 女王の戴冠式がおこなわれていました。ヘンデル ヘンデルの「メサイア」の「ハレルヤコーラス」を歌っている間は、参列者すべてが 起立することになっていましたが、女王は起立しない慣習になっていました。 しかし、ハレルヤコーラスが進むにつれ、その終わりの「王の王、主の主」という歌詞が歌われ ると、座っていられなかった若いビクトリア女王は、女王の特権を無視して、参列者とともに立ち上がって、 両手を胸のうえに置き、頭をたれて主を謙って礼拝したのです。
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