ノーベル物理学者受賞の理論物理学者アインシュタインアルベルト・アインシュタイン - (1879〜1955、ドイツからアメリカへ亡命)は、質量の変化を考えた相対論的力学を確立した人である。この力学は、それまでのニュートン力学をくつがえし、基礎科学はもちろん、原子力工学にいたるすべての工学・技術関係どだいとなり、さらにその考えは哲学・芸術など20世紀の思潮にも影響を与えた衝撃の理論であった。
ある日彼は招かれてハイデルベルクで、一般に相対性原理と呼ばれているこの衝撃的学説について講演をおこなった。アインシュタインはまずはじめに、おもむろに口を開くといった。「今日は、この宇宙には絶対的なものは何もない、ということをお話します」
すると静まった聴衆の中から突然声があがって、「あなたの相対性原理も絶対的なものではない!」と叫んだ者があった。これには博士も聴衆もみな大声を出して笑い出してしまった。
私達は「絶対的なはない」というと、その「絶対的なものはない」と絶対的にいえるのでしょうか?「絶対的なものはない」という言葉自体で“絶対的なこと”を言っているのです。
「初めに、神が天と地を創造した。」聖書・創世記1:1
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