Sunday, November 17, 2013

神と出会ったパスカル



1654年11月23日から24日にかけての夜半に、フランスの数学者・物理学者・宗教哲学者ブレーズ・パスカル(1623〜62)は改心と呼ばれるできごとを経験し、生ける神の現実に直面した。

その記念すべき夜以来、パスカルは衣服の内側に、すなわち表地と裏地との間に、小さなメモを縫いこんで死ぬまで肌身から離さずにいた。そのメモには彼が真に経験した神との偶然の出会いについて短く記されている。その中には次のような意味深い言葉を読む事が出来る。

「アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神は、哲学者および識者の神ならず」

パスカルがこれでいわんとしたことは、「神は断じて単なる理念や、人間お思考の産物であるはずがない」ということであった。

「しかし、私たちは十字架につけられたキリストを宣べ伝えるのです。ユダヤ人にとってはつまずき、異邦人にとっては愚かでしょうが、しかし、ユダヤ人であってもギリシヤ人であっても、召された者にとっては、キリストは神の力、神の知恵なのです。」聖書・1コリント1:23

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