イギリスへ帰ったバークレー・バックストン宣教師には、青年や幼い子たちを、いつも受け入れる大きな心があった。家には青年や幼い子供たちからの手紙も、たくさんとどいたし、ひとりの幼い子を向けるときも、大臣を迎えるのと同じように歓迎した。
ある日、こんなことがあった。「とうさん。日本からのお客さまがおみねなりましたよ。」
「先客があるから、12分ほどお目にかかれないと、伝えておいておくれ。」
それで、日本からのお客さんが待っていると、子供がうれしそうに笑う声がするので、ちらっと窓から外を見ると、バックストンが、そのひざに、子供をのせて、楽しんでいるのではないか。
バックストンは、何をしていたのかと聞かれて、日本からの客に、ごく自然にこういうのであった。「私はあの子に12分の約束をしました。子供との約束は、やぶれませんものね。」
「しかし、イエスは言われた。『子どもたちを許してやりなさい。邪魔をしないでわたしのところに来させなさい。天の御国はこのような者たちの国なのです。』」聖書・マタイ19:14
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