錦織圭選手は、テニス全米オープン準優勝しました。素晴しい!が、錦織の活躍を大きく促したのは、2014年から錦織圭のコーチとなったマイケル・チャン。(Chang helps Nishikori)
チャンは、17才の頃、1989年の全仏オープンで1番若い選手として優勝しました。その記録は、今も残っています。チャンは2003年の全米オープンを最後に、31歳で現役を引退しました。引退後は、現役時代の1999年に設立した「チャン・ファミリー財団」(Chang Family Foundation)を通じ、キリスト教に基づく慈善事業を展開しています。また、2008年7月12日に国際テニス殿堂入りを果たしました。
チャンは、熱心クリスチャンで、17才で優勝した後、全仏オープンでこう言いました。「私は、主イエス・キリストに感謝します。なぜなら、キリストなくして私は、何でもない。」彼の大好きな聖書箇所は、ピリピ 1:6、「あなたがたのうちに良い働きを始められた方は、キリスト・イエスの日が来るまでにそれを完成させてくださることを私は堅く信じているのです。」
この聖句は、チャンのコーチングにも影響しているような気がします。彼の“粘り強い”信仰がプレーやコーチングアドバイスに影響与えています。ということは、キリスト者が失敗しても、神は、キリスト者をあきらめないのです。続けて取り扱ったり、ケアして、力を下さるのです。その精神がチャンの現役プレーに見ました。また、コーチングアドバイスに見られます。“粘り強く”プレーするようにとアドバイスしているようです。特に、チャンや錦織のボーレーでその忍耐強さが見れます。
錦織によるとチャンはタフなコーチで、メンタル面で大事な役目を果たしている、と言う事です。二人とも身長(だいたい175センチ)が少ないほうで、似たスタイルをプレーするようです。大きな選手や、パワフルなサーブの対応の仕方を教えているのです。一つ一つの試合の後、チャンはこう言っています。「まだ終わっていない。」錦織はこう言います。「特に助かるのは、疲れたり、いらだったりするときです。」
8月の足の施術後、錦織は、走れなかったのです。「ニューヨークに来るべきかも分からなかった。実際、何も期待していなかった」と彼は言いました。でも、チャンは、そのように考えるのを許さなかったのです。チャンはこう言いました。「最高の準備をしていない可能性があります。が、だからと言って、自分にチャンスを与えない、プレーしないことにはいかない。私は彼にこう言った。『第一ラウンドを勝ち、第二ラウンド、何でも起こりうる。』」
そして、私たちは、その結果を見ました。テニスの全米オープン準決勝で、錦織圭選手が世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ選手を破り、日本人として初めて(アジア国籍としても初)4大大会の決勝に進出を果たのです。
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