Tuesday, December 16, 2014

「クリスマスとおふくろ」


私の1番尊い子供の頃の思い出は、クリスマスです。小学2年生の頃から、寮に住んで、東京の東久留米のアメリカンスクールに通っていました。クリスマスの休みになって、電車に乗って、新宿から松本に帰って来ました。松本に近づいて「雪があるか!雪があるか!」と窓の外を懸命にのぞいていました。家に帰ったら、アメリカからのクリスマスプレゼントがクリスマス・ツリーの下に置いてあったり、教会のクリスマス集会を楽しんだりしました。(写:患者さんの手をクリスマス会中ずっと持っていました。)

そのクリスマスの休みに、おふくろが白馬、鹿島槍などでスキーのファミリータイムを計画して下さいました。多くの場合、クリスマスプレゼントは、スキーの道具でした。それをツリーの周りに起きました。そして、安い民宿や旅館に4泊ぐらい泊って、皆でスキーしまくりました。楽しかったですねー。1番楽しんだのは、おふくろでした。母の1年間の娯楽をその一週間にまとめていたのです。。。そのおふくろは、丁度1周間ほど前(12月6日)、土曜日の2:30頃、天国に召されました。。。おふくろの話しを少ししたいです。

母は、10歳の時にはじめてミシガン州のワターフォードコミュニテー教会に行きました。牧師先生のお話に『人を憎むことは罪』と聞き衝撃を受けました。なぜなら、その頃、母の父親(私のおじいちゃん)は、お酒を飲んだり、怒鳴ったりしていました。母のお母さんは、子供と一緒に逃げなければならない時もありました。母は、そういうお父さんを憎んでいました。でも、母は、その教会で、罪から救って下さるイエス・キリストを信じたのでした。信じたすぐ後、お父さんのところに行って憎んでいたこと謝り、牧師先生のお話を伝えました。お父さんは、その娘の行動と言葉に衝撃を受けました。その後、お父さんは、教会に行ってクリスチャンに成り、母も(私も)とても尊敬できる人へと変わりました。

母は、第2次世界大戦のすぐ後のことでしたが、日本で宣教師に成ろうと決めました。50年間近く松本平で父と共に伝道し、奉仕して来ました。この協立病院にも何回も何回も来て患者に仕えました。母は、ビジネスウーマンタイプでした。教会の伝道奉仕はもちろん、聖書書店を経営し、英会話を広く教え、長野県中でSBCラジオの「豊かな命アワー」で聖書の話しをしました。また、商工会議所や「同和問題」の集会、老人大学などで講演しました。また、2000回以上、長野県中のPTAで家庭や教育について講演しました。。。でも、1番印象的なことは、母は、祈りの人だったということです。最近も『お母さん、教会の何々さんの為に祈って』と言ったら、必ず祈ってとりなして下さっていました。最後まで、祈り人でした。

私にもしっかり聖書のGOODNEWS(良い知らせ)を教えて下さいました。これが私の1番の宝でしょう。特に聖書の最も大事なヨハネ3:16を教えて下さいました。<この言葉は、私たち皆に、クリスマスの本当の意味をも教えて下さいます。>読みます。神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」

説明しましょう。「神」は、天地を造られた神です。その恩方は、「ひとり子(イエス・キリスト)を(この世界に)お与えになった」のです。それがクリスマスの出来事ですね。また、神に背を向いた、神と隣人を愛さない「世を」逆に「愛された」のです。そして、罪のないイエス・キリストが十字架上で、私たち罪人のために、私たちが罪のゆえ死ぬべき死のを代わりとなって死んで下さいました。でも、また、歴史上事実、三日目に復活しました。それは、誰「ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つため」なのです。「御子を信じ(受け入れ)る」と“死んでも死なない命”を頂けるのです。これが1番素晴しいプレゼントですね。

母は、先週の土曜日、天国に行きました。私たちは、やはり自分のことを考えると寂し、悲しいし、涙が出ます。ですが、母のことを考えると、嬉しいです。なぜなら、母は、「永遠のいのちを持って」いて、天国にいて、母の喜びである主イエス様の身元にいるのです。聖書の福音(GOODNEWS)は、悲しみと喜び両方を促すのです。涙と十字架の痛みを知る私たちの神の前で、自分の痛みに対して正直であっても良いです。でも、復活と「永遠の命」があるから、母が天国にいて喜びと希望を共に喜んでも良いのです。

おふくろやおやじが常に語っていたメッセージがこのクリスマスのメッセージです。それは、キリストが生まれたのは、死ぬためです。そして、その死によって、ただ信仰によって、私たちは、本当に「永遠に」また「豊かに」生きるのです。

12月13日(土)松本協立病院のクリスマス会のメッセージ

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