Monday, September 23, 2013

命がけであなたを救われた方。。。



昔アメリカにある少年がいました。彼は早くに両親をなくし、祖母と二人で住んでいま した。ところが二人が住んでいる家が火事になってしまったのです。祖母は少年を助けようと2階に上がり、炎に巻き込まれ死んでしまいました。取り残された少年は2階から助けを求めました。ところが火の手は大きく、集まった人々もどうにもできません。ある男が家の周りを良く観察すると2階まで届いている鉄パイプを見つけました。彼は焼けただれた鉄パイプを昇りました。男はその少年を見るとしゃがんで背中を見せ言いました。「私につかまりなさい」その背中に少年がしがみつくと、男は再び焼けた鉄パイプを降りてその子を助けたのです。  

数週間後その少年の保護者を決定するために村の集会場で話し合いの時がもたれました。初めに農場主が立ち上がり言いました。「私は大きな農場をもっています。子供がのびのび遊ぶことができます。」次に教師が言いました「私は教師です。家にはたくさんの良い本があります。その子に最高の教育をほどこすことができます。」村一番の金持ちが言いました。「私の家は広く。立派な庭ももっています。家庭教師を雇い、その子に十分 な教育をほどこすだけでなく、おもちゃ、旅行などたくさんの楽しみを与えることができ る。」次に村一番の名主、有力者が言いました。「私の家の子供になることが誰にとって も名誉なことではないでしょうか?」 

しかし、少年は顔を顔を上げません。一人の男が静かに後ろのドアから集会場に入ってきました。男は黙って少年の前に立ちます。少年は顔を上げました。その男の顔に見覚えが あるようですが、思い出せません。男はそっとポケットからその両手を出し、少年に見せ ました。その手のひらにはひどいやけどのために出来た傷跡がありました。その両手は命をかけて、焼けた鉄パイプを上り下りした痕跡を留めていたのです。少年はそれを見ると男に飛びつき、ひしとすがりつきました。 農場主が去っていきました。教師が、金持ちが去っていきました。有力者が去っていき ました。最後に少年と男の二人が残りました。

わたしはこの話しが本当にあったことなのか知りません。しかし、ある真実を的確に指し示しています。私たちの多くが何と教育や暮らし向き、お金、地位などに惑わされ、それらを得る計画によって一生を費やしていくものでしょうか。それらのものは声だかに叫びます。『これこれのものがあれば幸せになれる!それがあなたの希望だ!』と。しかしあなたを焼き尽くす炎から助け出されたお方はいつもその両手をあなたに見せ、あなたに対するご自身の権利、主張を思い起こさせるのです。命がけであなたを救われた方、イエスさまはご自身のいのちを身代わりにし、わたしたちを神の子、神の養子としてくださいます。私たちの足下には地獄の炎が燃えています。そのままであれば、いずれあなたはこの世とともに焼き尽くされてしまうでしょう。しかしあなたのために命をかけて救いに来られ た方がおられるのです。その方にすがりついてください。あなたが真にその方のものとなるのが神の計画なのです。


「彼(イエス・キリスト)はさげすまれ、人々からのけ者にされ、悲しみの人で病を知っていた。人が顔をそむけるほどさげすまれ、私たちも彼を尊ばなかった。まことに、彼は私たちの病を負い、私たちの痛みをになった。だが、私たちは思った。彼は罰せられ、神に打たれ、苦しめられたのだと。しかし、彼は、私たちのそむきの罪のために刺し通され、私たちの咎のために砕かれた。彼への懲らしめが私たちに平安をもたらし、彼の打ち傷によって、私たちはいやされた。」聖書・イザヤ53:3−5

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