Wednesday, October 12, 2016

「このとうとい授かりもの」


私たちは、相模原殺傷事件と尊い障害者を忘れてはいけないのです。相模原殺傷「忘れない」 障害者団体が神奈川宣言|ニフティニュース この次の詩を通して覚えたいです。


『天国の特別な子ども』
Edna, Massilla(大江裕子訳)


会議が開かれました。
地球からはるか遠くで。 
「また次の赤ちゃん誕生の時間ですよ」
天においでになる神様に向って 天使たちは言いました。
 この子は特別の赤ちゃんで、たくさんの愛情が必要でしょう。 
この子の成長はとてもゆっくりに見えるかもしれ ません。
もしかして 一人前になれないかもしれません。 
だからこの子は下界で出会う人々に とくに気をつけてもらわなければ ならないのです。
もしかしてこの子の思うことは 中々わかってもらえないかもしれ ません。
何をやっても うまくいかないかもしれません。 

ですから私たちはこの子がどこに生れるか注意深く選ばなければならないの です。
この子の生涯がしあわせなものとなるようにどうぞ神様 この子のためにすばらしい両親をさがしてあげて下さい。 
神様のために特別な任務をひきう けてくれるような両親を。 
その二人は すぐには気がつかないかもしれません。 
彼ら二人が自分たちに求められて いる特別な役割を。
けれども天から授けられたこの子によってますます強い信仰と豊かな愛をいだくようになること でしょう。
やがて二人は自分たちに与えられた特別の神の思召しをさとるようになるでしょう。 
神からおくられたこの子を育てる ことによって。 
柔和でおだやかなこのとうとい授 かりものこそ 天から授かった特別な子どもなの です

(木田盈四郎 1982『先天異常の医学』中公新書) 

参考‎:www.geocities.jp/takaochibi/sub-tenshi.htm

詩篇8:3−4「あなたの指のわざである天を見、あなたが整えられた月や星を見ますのに、人とは、何者なのでしょう。あなたがこれを心に留められるとは。人の子とは、何者なのでしょう。あなたがこれを顧みられるとは。」

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