Wednesday, January 24, 2018

『人に従うより、神に従うべきです。』


第二次世界大戦、ナチスに抵抗する事は、大変な事でした。特に、小さなデンマークの国は、そうでした。国境がドイツに面しているデンマークは、一日で圧倒されました。国は、降参しました。しかし、少しづつ地下で反抗する個人や組織が動きました。でも、ナチスが「ユダヤ人を処分する」と決めた時、デンマークの国中が立ち上がりました。

ある牧師は、こう言いました。「クリスチャンは、アンチユダヤ人的なひねくれた考えに立ち向かって、先頭に立って、戦います。」他の牧師は、こう言いました。「ナチと共に生きるよりも、ユダヤ人と共に死んだほうがましだ。」また、他の牧師は、アンチユダヤ人的な考えに反対して「教会は、根気強く」働かなければならない、と言いました。デンマークの国王クリスチャン10世は「自分の国では、ユダヤ人に対して差別ない、ユダヤ人の印である『ダビデの星』を自分も付けても良い」と言いました。(この印をナチスによって付けられて、ヨーロッパで、6,000,000人以上のユダヤ人が収容所に送られ、殺されます。)

デンマークの司祭は、1943年10月3日、このような事を教会で読みました。(省略)私たちの国では、信教の自由がある。私たちは、ユダヤ人である兄弟姉妹のために戦う。権威に対して反対したくはないが、法律により人権のために反対(protest)する。「私たちは、人よりも、神に従う。」ヒットラーにこれを送ったそうです。(省略)主イエス・キリスト、マリヤは、ユダヤ人である。ユダヤ人の迫害は、聖書の「隣人愛」に反している。皆は、神にとって尊い。私たちは、ユダヤ人のために戦う。法律に従いたいですが、正義のために反対(protest)し、『人より、神に従う」。

デンマークのユダヤ人7,000人以上が逃れようとした時、多くのデンマーク人が犠牲を払い、立ち上がりました。その結果、コペンハーゲンとスウェーデンのオーレ海峡を渡って、95%が助かりました。

聖書・使徒5:29「ペテロをはじめ使徒たちは答えて言った。『人に従うより、神に従うべきです。』」日本でも、権威によって、誰かの迫害が起きたら、クリスチャンは、先ず、祈りべきです。出来るだけ権威に従いたいですが、でも反対する時が来る可能性があります。無関心は、極めて危ないです。「我々の人類に対する最大の罪は、… 無関心であること。それは非人間性の精髄である。」デンマークの方や、杉原千畝 のように人々を助けるのです。

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