Sunday, March 3, 2013

「わたしのような罪深い人間が。。。」



5月2日の日曜日、マルティン・ルター ははじめての教会のミサを司式した。彼の父親はマンスフェルトから20数名の人を連れて列席した。父は熔鉱炉を二つももち、工場主であり、町の有力者となっていた。

鐘の音が響きわった。ルターは身も心もひきしまっていくのを感じた。ルターは聖壇の前でミサの式のことばを朗読した。父の姿が見えた。厳粛な雰囲気のうちに式は進められていったが、ルターの心の中に何かひっかかるものがあった。恐ろしい気持ちがわきあがって来た。

『わたしのような罪深い人間が、永遠の真理である神に、今このようにして対等の立場でお話ししていいのだろうか。あまりにも恐れおおいことだ。不謹慎なことではないか?』

後にルターは、このローマ書の聖書の神の言葉によって解放された。「すべての人は、罪を犯したので、神からの栄誉を受けることができません。しかし、ただ、神の一方的な恵みにより、キリスト・イエスによる十字架の贖いと救いのゆえに、価なしに義(正しい)と認められるのです。」ローマ3:23−24

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