Wednesday, October 8, 2014

イエスは手を伸ばして、彼にさわり。。。


ある日のこと、アッシジのフランチェスコが馬での野道をすすんでいくと、とつぜん馬がたちどまって動かなくなった。見ると、道ばたにらい病人がうずくまったいるのだった。

いやなにおいが鼻をついて。いままでフランシスコは、らい病人など大きらいだった。馬まで顔をすむけ、すすむのをこばんでいる。フランシスコは、向きをかえて、らい病人から遠ざかろうとした。

そのとき、イエス・キリストがらい病人を愛して、なん人ものらい病人をきよめて、いやされたことを思いだした。

フランシスコは馬からおりて、らい病人に近よっていた、そして財布をとりだして、らい病人ににぎらせた。財布をうける手は指がくされおち、みにくくくずれていた。

フランシスコはその手に口づけした。

じぶんがいやでいやで、早くらい病人のそばからはなれたいのに、自分の思いと反対に、いつのまにか口づけしているのだった。

うみのにおいで胸がむかついた。かれはがたがたふるえながら馬にもどった。無我夢中だった。体はさむ気がして、とり肌だっているのに、心の中に思いがけない平安がやどっていた。

「イエスが山から降りて来られると、多くの群衆がイエスに従った。すると、ツァラアト(ライ病)に冒された人がみもとに来て、ひれ伏して言った。『主よ。お心一つで、私をきよくしていただけます。』イエスは手を伸ばして、彼にさわり、『わたしの心だ。きよくなれ』と言われた。すると、すぐに彼のツァラアトはきよめられた。」聖書・マタイ8:1−3

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