Tuesday, July 15, 2014

福沢諭吉と神



福澤諭吉(1834〜1901)は、8才と6才になる長男一太郎、次男捨次郎のために、「日々の教え」を作ったが、その中でゴッド(God=神)のことを教えている。

「ひびのをしへ 一編 だい八」世の中に父母のながくいきてじょうぶなるは、子供のねがうところなれど、けふはいきて、あすはしぬのもわからず。父母のいきしには、ごっど の心にあり。ごっど は父母をこしらえ、ごっど は父母をいかし、また父母をしなせることもあるべし。天地万物なにもかも ごっど のつくらっざるものなし。子供のときより ごっど のありがたきを知り、 ごっど のこころにしたがうべきものなり。

『ひびのをしえ 二編 だい一』てんとうさまをおそれ、これをうやまい、そのこころにしたがうべし。ただし、ここにいうてんとうさまは、にちりんのことにはあらず。西洋のことばにて ごっど といひ、にほんのことばにほんやくすれば、ざうぶつしゃ(造物者)というものなり。

さらに第二、第三以下第六まで、父母を敬え、殺すべからず、盗むべからず、いつわるべからず、むさぼるべからず、と「モーセの十戒」(主エジプト記20)のように列記して、さらに別に改めて、「だい一」として、「てんとうさまのおきて」の永遠にかわることなきをいうとある。

「あなたの若い日に、あなたの創造者を覚えよ。」聖書・伝道者の書12:1

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